八坂神社

山鉾巡行
山鉾巡行の様子


「祇園(ぎおん)さん」の名で親しまれる八坂神社は、厄除けや商売繁盛の神として広く信仰されています。八坂神社を代表する行事といえば祇園祭です。1ヶ月間行われるものですが、17日の山鉾巡行がハイライト。全国各地から来る多くの見物客がその盛大さと華麗さを物語っています。
○八坂神社の歴史
由来は諸説あって定まらないです。よってここでは公式ホームページを参考にします。
社伝によれば平安建都の約150年前−斉明天皇2年(656)と伝えられています。都の発展とともに、日本各地から広く崇敬を集め、現在も約3千の分社が日本各地にあります。
八坂神社はながらく、「祇園社」「感神院」などと称しましたが、明治維新の神仏分離にともなって、「八坂神社」と改称しました。

○八坂神社のみどころ
楼門


楼門
明応6年(1497)の再建で、創建当初は檜皮葺(ひわだぶき)だった屋根が、現在は本瓦葺となり、左右の翼廊も後世につけ加えられたものです。

修復を終えたばかりの本殿


祇園造の本殿
屋根の上に屋根がのっているように見える「祇園造」をしています。詳しくいうと、本来は別々の棟であった神殿と礼堂を、のちに大きな屋根をかけて一棟にしたためによる建築様式。平成14年の春に修復を終えたばかりなので鮮やかな朱色をしています。


○八坂神社の有名な行事
・祇園祭(7/1〜31)
葵(あおい)祭、時代祭と並んで京都三大祭の一つに数えられるほど有名なお祭り。
貞観11年(869)に京の都をはじめ日本各地に疫病が流行したとき、神泉苑に当時の国と同じ数の鉾を立て、祇園の神を祭り、さらに神輿をも送って、災厄の除去を祈ったことにはじまります。
祇園祭は、1日の「吉符入り」にはじまり、31日のあ境内摂社「疫神社夏越祓」で幕を閉じるまで、1ヶ月にわたって各種の神事・行事がくり広げられます。

をけら参り


をけら参り(12/31〜1/1)
をけら灯籠の浄火「をけら火」を火縄に移してク ルクル回しながら持ち帰り、その火で雑煮を炊 くと無病息災の御利益があるといわれています。


○花暦
サツキ(花期:5月下旬〜6月下旬)
四条通の東の突き当たりには堂々とした朱色の楼門がたっています。この門の前の植え込みがサツキです。サツキと楼門との色合いにより、お互いがお互いを美しくみせあいます。




・八坂神社
京都市東山区祇園町北側625番地
市バスなどで「祇園」下車すぐ




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