二尊院

(二尊教院華台寺)

本堂


本堂右に釈迦如来像、左に阿弥陀如来像の二本尊(ともに平安末期の作で重文)を安置しており、二尊院の名はここから名付けられた。正しくは、小倉山二尊教院華台寺という。
山腹の墓地には、三条実美・角倉了以・俳優の阪東妻三郎など有名人の墓が多数ある。また、総門をくぐれば「紅葉の馬場」と呼ばれる広い参道があるが、ここは紅葉の名所として有名で、秋ともなれば多くの人がここを訪れる。人気のない時期はほんとに落ち着いた雰囲気のお寺だ。

○二尊院の歴史
平安時代初期、承和年間(834〜847)に嵯峨天皇が慈覚大師を開祖として建立したのが起こり。その後荒廃したが、法然上人らによって再興された。応仁の乱によって堂宇伽藍が全焼したが、本堂・唐門のみ約三十年後再建された。本堂「二尊院」の勅額(後奈良天皇)、唐門「小倉山」の勅額(後柏原天皇)は、この時に下賜されたもの。

○二尊院のみどころ
本堂


本堂
境内は紅葉の名所で、松の緑も清々しく落ち着いた雰囲気です。

紅葉の馬場


紅葉の馬場
伏見城の薬医門を移築した総門をくぐれば広い参道が続きます。



・二尊院
京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
Tel:075-861-0687
京福電車「嵐山」駅徒歩20分。または市バス「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩10分
9時〜16時30分
拝観500円




過去レジュメのページへ

inserted by FC2 system