神護寺



建立が781(天応元)年(奈良時代)という古刹です。もとは和気氏の氏寺でした。809年(大同4)から14年間空海(弘法大師)が住持、その後、荒廃しましたが、平安末期、文覚上人が再興。現在の諸堂は大師堂(重文)を除き、応仁の乱で焼失したために江戸時代以後に再建されたものです。国宝の薬師如来像をはじめ平安、鎌倉時代の仏像、絵画、書跡などが多く残っています。普段は非公開のものが多いのですが毎年5月初旬の「宝物虫払い」行事には、これらの主要なものが順次展覧されるので行ってみたらいいかもしれません。“三絶の鐘”と呼ばれる梵鐘(国宝)は日本三名鐘の一つ。紅葉の名所で有名です。


三絶の鐘

高さ1.47m、口径80.3cmの銅製の鐘。古来「三絶の鐘」と呼ばれています。橘広相が序詞をつくり、菅原是善が銘を選び、藤原敏行が書き、と当時の書の名人いわゆる三絶によって鐘身の銘文がつくられたことが由来となっています。常時非公開です。

ちなみに日本三名鐘とは「銘の神護寺」・「姿(形)の平等院」・「音(声)の三井寺(園城寺)」だそうです。神護寺のかわりに「勢の東大寺」をいれる説もあります。


かわらけ投げ

眼下に広がる錦雲峡はまさに”千仞(せんじん)”いう形容がピッタリの大渓谷です。ここからは「かわらけ投げ」という遊びが楽しめ、訪れた人たちの多くが遠投にチャレンジしています。かわらけ(小さな素焼)投げは厄除けのご利益というのが言い伝えですが、ほとんどの人はイベントとして楽しんでいます。かわらけは二枚二百円。



市バス、JRバス山城高雄から徒歩20/時間:午前9時〜午後4/拝観料:400/問合わせ先:(075)861-1769

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