今宮神社



○今宮神社の歴史
平安京が開かれた後、都では疫病がはやったため、それを鎮める為に各地で御霊会が開かれました。当時は今より南にある船岡山にありましたが、その後現在の地に移り、新た神殿などを設けられました。これが今宮神社の起源です。
 祭神は、大国主命・事代主命・稲田姫命を祀り、社殿の多くは明治時代の再建ですが、古式の風格を感じさせます。

○八坂神社のみどころ
不思議な言い伝えをもつ神占石


神占石(かみうらいし)
殿前に座布団の上に乗った不思議な石があります。
「阿保賢(あほかしこ)さん」ともいわれ、病気平癒を祈ってこの石を手の平で三度打つと重くなり、再度お願いしながら三度手の平で撫でてから石を持ち上げて軽くなれば願いが成就すると言われています。

東参道に並ぶあぶら餅屋。風情あふれる建物が残っている。


あぶり餅
やすらい祭りに神様へ捧げた餅にあやかり今でも参道に、一和、かざりやのあぶり餅屋が向かい合い、餅をあぶる芳ばしい炭火の匂い、煙がたちこめます。昔ながらのあぶり餅屋は、テレビ、映画の時代劇のロケ舞台になります。


○今宮神社の有名な行事
・やすらい祭り(7/1〜31)
太秦の牛祭・鞍馬の火祭とともに京都三奇祭の一つとされ、国の無形民俗文化財に指定されています。
春の花の咲く頃には疫病の神も活動を開始すると信じられていて、その昔悪疫は花の精にあおられて空中に飛散して広まると考えられていました。この悪疫を囃子や歌舞によって追い立てて花傘に宿らせ神のもとに送りこもうというものです。
祭りは四月の第二日曜と定められて、人々は花傘をかかげ笛、太鼓、カネを打ち鳴らし「やすらい花や・・」と掛け声を掛けながら今宮神社に集まってくるものです。
行列の花傘の下に入るとその一年、病気にかからないといわれています。



・今宮神社
北区紫野今宮町21 Tel:075‐491‐0082
市バス「今宮神社前」下車すぐ、「船岡山」下車徒歩7分
境内自由




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