京都府立堂本印象美術館




芸術院会員、文化勲章受賞の日本画家、堂本印象の約60年にわたる多彩な芸術活動による作品(日本画・洋画・スケッチ・陶芸・彫刻等)約2100点を所蔵している美術館です。“堂本印象”の美術館だから堂本印象美術館だったんですね。こないだまで堂本・印象美術館だと思ってました。

ほら、○○現代美術館みたいになんか印象派とかそんなカンジの…。恥ずかしい。じゃあ、その堂本印象とはどんな人かというと…



堂本印象について

こんな人。

明治24年京都生まれ。大正8年、初出品した「深草」が第1回帝展に入選。その後、第3回展では「調鞠図」で特選、第6回展では「華厳」で帝国美術院賞を受賞するなど、一躍画壇の花形となりました。また、私塾東丘社の主宰者としても多くの後進を育成。戦後は独自の社会風俗画により日本画壇に刺激を与え続けた存在です。昭和25年、芸術院会員となり、昭和36年には文化勲章を受章し、昭和509月に83歳でその生涯を終えました。


この美術館も自らのデザインにより設立。各地の寺社仏閣の障壁画も手がけるなど、様々な技法を駆使しあらゆる画題をこなす類まれな画才を持った人物でした。ちなみに、京都では法然院の襖絵・東寺・仁和寺・苔寺などの寺院に障壁画を残しています。



「堂本印象の画業〜初期から晩年までの名作選〜」


現在行われている企画展です。多彩に変貌を続けた印象の画業を、初期から晩年までの代表作により、そのその画風を辿ることができます。

(右作品…メトロ)

2004316日(火)〜1011日(月)まで開催されています。会期中に四度の展示替えがあるので何度か訪れてみるのもいいかもしれません。






こんなところに堂本印象

 平成11年に発行された記念切手です。 





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